Q. 脱毛と永久脱毛について
永久脱毛という言葉をしばしば耳にしますが、一般的な脱毛とは方法なども異なるのですか?
また本当に永久なのでしょうか?
Answer
永久脱毛をうたうパンフレットなどをよく目にされているのでしょう。
おっしゃるように近年、永久脱毛の施術を提供するところはとみに増えています。
もっとも気になるのは、本当に永久なのか、なにをもって“永久”とするのか、というポイントですね。
米国電気脱毛協会では、永久脱毛の定義を
『脱毛が終了して1カ月後の時点で毛の再生率が20%以下である場合』としています。
国内でも一般的に、これをもって永久脱毛としているケースが多くなっています。
ですが、定義はクリニックやサロンでも異なり
『最終施術後、6カ月以内に毛の再生が見られなかった場合』のように定めているところもあります。
よって、必ずしも本当の語義通りの意味で“永久”ではない場合もあるのですが、レーザーやフラッシュなど、繰り返し施術することで、ほぼ永久といえる効果を手にすることは、およそ可能とされています。
脱毛と永久脱毛ですが、ワックスやクリームなどで毛だけを処理し、毛を作る毛母細胞、幹細胞は残ったままとなるものは、やはり毛の生えてくる仕組みが生きていますから、毛は再生される方法であり、脱毛の方法であって、永久脱毛にはなりません。
生えてこないようにするためには、毛の生えてくる仕組みそのものの破壊、毛母細胞、幹細胞、毛乳頭といった部分にアクセスしなければなりません。
これが可能なのは、ニードル脱毛やレーザー脱毛、光脱毛といった方法、主にサロンおよび医療機関等での脱毛ということになるでしょう。
サロンによっては、毛の出ている部分だけを処理する自己処理と区別するために「永久脱毛」という言葉を使用しているケースもあります。
正確な使い方とはいえませんが、定義が明確に一定で定まっていない以上、そうしたこともあり得てしまうのです。
サロンを利用するなら、そこで脱毛とはなにを指していて、永久脱毛とはどのような定義としているのか、どういった内容で効果を保証し提供しているのか、十分に確認するようにしてくださいね。